「代わりばんこ」と「交代ばんこ」


先日、裏庭に植えたチューリップ4種類のうち、最後の一つが咲きました。名前は Baby Blue です。毎日「チューリップさんはまだまだ」と観察していた息子は、「開いたね~」と、上から下から、いろんな方向から眺めていました。そうだ、咲いたってことは、花が開いた状態を指してるんだな。

「マミー、レンコンさんが見えてるよ」

と息子が言うので見てみたら、チューリップの「球根」(きゅうこん)が土から顔をのぞかせてました。「これは "きゅうこん" って言うんだよ」と言ったら、「きゅうこんさんが見えてるよ」と修正。この子は本当に言葉が好きなのか、面倒がりもせず、すぐに言いなおしては自分のものにしてしまう。うらやましいー。

そう言えば先日、生まれて初めて「交代ばんこ」という言葉を聞きました。子供たちは一つしかない遊び道具で遊ぶ時、交代で使うように約束しあうことがありますが、私はずっと「代わりばんこ」しか聞いたことも使ったこともなかったので、「代わりばんこ?」と聞いてみたら、「違うよ、交代ばんこだよ」

ふーん。

ネットで調べてみましたが、goo オンライン辞書に載っているのは「代わりばんこ」だけでした。でもユーザが投稿する Yahoo! などでは「交代ばんこ」どころか、「じゅんばんこ」と言う人もいるそうで。

おりしも、三浦しをんの 『舟を編む』 を読んで、言葉に対する(そして、辞書、紙、にも)並々ならぬ情熱を持つ人々に胸を熱くしたばかり。「交代ばんこ」「じゅんばんこ」の由来について、真締さんに聞いてみたい。