『今日』 (伊藤比呂美訳)

本文とは関係ないですが、今日のおやつに食べた
Fresh Flours の小豆バー。おいしいー!
先日、友人が 『今日』 という詩を送ってくれました。「友達のブログに載ってたものなんだけど、すごくじーんと来たから」とのこと。検索してみたところ、ニュージーランドのとあるお母さんが英語で書いたものを詩人の伊藤比呂美さんが日本語に訳したものだそうです。

『お母さん大学』 のサイト内に全文があるので、 ぜひ読んでみてください。
http://www.okaasan.net/index.php?itemid=9431

子育ての大変さと、それでも子供といることの幸せ、子供が元気でいてくれることの喜びといった、親ならではのいろんな気持ちが率直に伝わってきます。子育てが始まってまだ14ヶ月の私ですが、涙なしにはこの詩を読めませんでした。シアトル・オペラの 『ドン・キホーテ』 でも涙が止まらなかった1年前よりはマシですが、今は家族もの、特に親子ものには涙腺が緩んでしかたがない。

しかし、これは「母親」の気持ち。これを書いた女性の夫(いるとしたらですが)は妻のこういう気持ちをわかってるんでしょうか。同じような思いをしてるんでしょうか。または一緒に子育てに取り組んでいるんでしょうか。当事者としては、そのあたりを考えてしまいます。また、こういうふうな思いを抱えてるお母さんの周りにいる人、優しい言葉をかけてあげてるでしょうか。何か手伝えることはないかと聞いてあげてるでしょうか。ベストセラーになった 『ツレがうつになりまして』 にありましたが、うつになってる人に「○○さんはもう復帰したんだって」と他人と比べる発言をしたり、「がんばれ」とプレッシャーをかけたり、「~したらいいんだって」と本などの受け売りで意見を押し付けたりするのは逆効果。子育てで睡眠不足で体力が落ちて疲れてる時にそんな自己満足なこと言われても同じく逆効果だということを、私も何度か体験しました。

これとは関係ないですが、今日、和田誠さんが描いたという反原発のポスターをネットで見ました。子供を抱えてるのはお母さんですよね。お父さんはどうしたんだろう。

※ポスターが掲載されているサイトにリンクを貼ってたのですが、2014年11月の時点で NOT FOUND になっていたのでリンクを削除しました。