買い物と寄付

シアトル・ミュニシパル・タワーからの眺め

数ヶ月前からか、Whole Foods のキャッシャーで

”Would you like to round up your total and donate to charity?”

というように聞かれるようになってます。

これは
「合計金額の端数を切り上げて慈善事業に寄付されますか?」
という意味で、たとえば$16.01だったら$17.00になるように
$0.99を寄付するということですよね。

以前は、マイバックを持っていくと引いてくれる5セントを

"Would you like to take it off your bill or donate?"
(合計金額から引きますか、それとも寄付されますか?)
とか、
"Would you like to donate to xxx?"
(xxx に寄付されますか?)
とか聞かれるだけだったと思うんですが、
端数を切り上げて慈善事業に寄付するというのは
なかなか面白い。

一人でもちょこちょこ寄付してたら、
1ヶ月ぐらいでもわりとまとまった金額になりそう。

これがあそこで買い物する人全員が寄付するとなると
かなりの金額になりますよね。

1ドル以下だったら、
「まあいいや、そのぐらい寄付しても」と、すんなり "yes" と言いそうです。
ケチと思われたくないとかいう精神構造もあるし。

先日は私の前にいた男性が寄付したんですが
「あなたが寄付したお金は小学校の建設に充てられます」
とかいう説明を受けてました。
特にブローショアを渡されたりすることはなかったです。
キャッシャーのところに団体の説明があったかもしれませんが
急いでたので見られませんでした。

でも、そのぐらいの金額だったら
その事前事業について深く調べたりしないかもしれないし、
寄付を証明するレシートをもらって
確定申告の時に含めたいとか思う人はいなさそうです。
うまいやり方ですね。

しかし、こうして集められたお金の使い道については
後で発表があるのでしょうか。
また、こういうふうに寄付されたお金は
誰かがどこかで税金控除を受けるんでしょうか。
なかなか興味深いです。