言葉でのコミュニケーション

先日、息子がこれまで作ったものやクラスでやってきたプリント(と言ってもクレヨンで描きなぐってあるだけですが)をまとめて保存しているフォルダに新しい作品を入れようとしていたら、そのポケットに入れていたハロウィンのお面を息子が引っ張り出しました。


そのお面は昨年10月に美術館の無料イベントで私と一緒に作ったものなんですが、それを見た息子が、「マミー、一緒に作った」と言ったので、またビックリしました。

「また」と言うのは、言葉をまだ話せなかった時のことを言葉で話しだすことが多くなってきたからです。昨年の秋に日本に行った時、私の母が肩に当てて使っていたマッサージ機が気に入った息子はそれを足の裏に当ててキャーキャーと喜んでいたのですが、先日そのことをいきなり「グランマ、足、マッサージした」と、お風呂の途中で言い出しました。その時はホースからお湯を出して足の裏に当ててあげてたのですが、それがリンクしたんでしょうね。いつの間にマッサージと、この行動を結び付けたんだろう。特に何度も言って刷り込ませようとしたことがないのに、毎日いろんなことを見聞きして体験して単語を少しずつインプットして、状況もタイミングもニュアンスもぴったりな時にポンと言う。不思議だな~。

そのことを数人のお母さん方に言ったら、「記憶に残るように何度も言うでしょ。写真見せて、ここに行ったねとか、これは誰々ねとか」と言われました。うーん、そうじゃなくて、私の知らないうちに学んだ言葉と意味を使って、言葉が話せなかった2歳以前の出来事を言葉でちゃんと言ってくるのが、私的には面白いってことなんですけどね。
 
高校の時に留学していたオーストラリアで、最初は英語を全然話せなかったのがだんだん話せるようになってくると、相手を意思疎通ができるようになってきて俄然面白くなりました。息子もますます面白くなってきたのかなあと思うほど、英語も日本語もよくしゃべってくれます。オーストラリア人のホストシスターがしてくれたように、英語でも日本語でも単語をわかりやすく区切って発音してあげたりしますけど、それもちゃんとやってくれる。素直にするすると覚えていくので、大人(夫)より教えがいありです。