命に関わる「人違い」

ボストン連続爆発事件。

8歳の男の子を含む死者3人、170人以上の重軽傷者を出した衝撃的な事件から4日目の18日、New York Post が、まったく無関係の少年たちの写真を 『BAG MEN: Feds seek these two pictured at Boston Marathon』 というタイトルつきでカバーに使い、当人たちが命に関わる大迷惑をこうむっています。容疑者と書いてなくても、単純な人だったらこのカバーを見て疑いもしないんでしょうね。

この少年たちは友人同士で、そのうち一人は18日に警察に行って無実を証明し、いろいろな報道機関に顔を出して自分たちが無実であると語っています。そうこうするうちに FBI が明確に容疑者(suspects)と呼ぶ男たち2人の写真とビデオが公表されましたが・・・。

報道機関って他社を出し抜きたいんでしょうが、訓練を受けてない・経験のない個人でも "情報" らしきものを出せる時代、何が本当なのか見極める力が必要なのは個人も報道機関も一緒とよく言われます。そもそも報道機関はそれが仕事だろ!この「人違い」の責任は大きいです。