シアトルとは関係ないですが、アガサ・クリスティが生み出したベルギー人の探偵エルキュール・ポワロの役をテレビ・シリーズで演じてきた俳優デビッド・スーシェさんが、このテレビシリーズからリタイアするそうです。
ポワロのファンとしては悲しいけど、25年もポワロを演じたデビッドさん、お疲れさま!
何人かが映画やテレビでポワロ役をやりましたが、原作の描写に最も近かったのはこのデビッドさんだけです。中学生の時、アガサ・クリスティにめちゃくちゃはまっていた母の影響で、日本語に翻訳されているものはすべて読みました。映画 『Evil under the Sun (邦題:白昼の悪魔)』 も母と一緒に観ましたが、ポワロ役のピーター・ユスチノフのポワロがあまりにも原作の描写に反したのでガッカリ。
その後、ポワロを英語で読めるようになった時は本当に嬉しくて、また全部読み直し、DVD になっているこのテレビシリーズもほとんど見て、2004年にはクリスティの生まれ故郷イギリスのトーキーや、原作に出てくるロンドン各地の場所を母と一緒に訪れました。良い思い出です。
考えてみたら、成長の過程で読んだ本はヨーロッパの作家のものが多いのに、どうしてヨーロッパに留学しなかったんだろうー!?人生は不思議。