お花を絶やさないように。 |
悲しんでいる人の気持ちに寄り添う。
これが意外に難しい。
すごく悲しいことが起きて、それを理解することすら難しくて、まださまざまな感情がわきおこっていて、それをすべて処理しづらい状態にある人に、つい、自分の経験や考えやアドバイスを伝えてしまう。
元気づけてあげたいとか、悲しみを和らげてあげたいとか、そういう自分の気持ちの方を優先してしまう。
自分は理解しようとしている。理解している。
「わかる」と共感している。
こういうふうに考えたら楽になるよ。
こうしたら良かったよ。
こうしたらいいんだよ。
そういうことを伝えたくなってしまうんだな~。
私もそうしてきた気がする。
あと、「そんなに悲しんでちゃいけない!」と、悲しむことを「だめ」とする考えもある。
そういう気持ちはもちろん、相手を思ってのことなんだけど、私は悲しむのを我慢するのではなく、自分の自然な感情を、自分の無理ないスピードで、自分なりに処理していくことを大切にしていきたい。そして悲しみを乗り越えるスピードも、誰かにとって妥当なスピードでなく、私にとって一番楽なスピードで。無理は禁物。
「悲しんだ後に、悲しみを乗り越えられる時が来るのを願います。」
ある人が言ってくれた、この一言がありがたかった。