シアトルでの衝突事故に思うこと

遅く帰宅した日、息子がくれた絵。
「○○ちゃんね、ママのこと考えてたんだよ。大好きって」
他人から見たらたわいもない絵も、親にとってはいろいろなことを感じさせてくれる貴重な絵です。

昨日シアトルで起きたバスと Ride the Ducks の衝突事故。ジャングルシティで淡々とニュース記事を作って出してますが、現在のサイト内アクセスのトップ4記事がすべてこの事故についてです。

4人も亡くなり、そのうちの1人は日本人女性。人生の新しいチャプターをシアトルで迎えてワクワクしながらこのバスで観光を楽しんでいたのではと想像し、それがシアトルに来たばかりの時の自分と重なります。

人生はどうしてこうも理不尽なのか。

自分の子供がこんな事故で命を落としたら、私は自分がどうなるかわからない。ご遺族のお気持ちは想像を絶します。

どんな年齢になっても、子供はいつまでも自分の子供。

子供を先に失う親の姿はもう見たくありません。

どんな言葉をかけたらいいのかもわかりません。

昔、お友達が赤ちゃんを死産したことがあったのですが、その時についていた助産婦さんが、

「何を言ったらいいのかわからない時は、何も言わなくていいんですよ」

と、お葬式に来た方々におっしゃったのをよく思い出します。

数年前、私が遺族になった時、この言葉が身にしみました。

どんな言葉も辛い。

あえて何も言わないことが多くを語ることがあると、ようやく実感しました。