バレンタイン・デーと言えば、一年で最も外食率の高い日だそうですが、先日のバレンタイン・デーでは「予約したのに来店せず、連絡もなし」という人たちが多数いたということに端を発する記事が、シアトル・タイムズに載っていました。
Restaurant no-nos: 8 things you should stop doing now
http://www.seattletimes.com/life/food-drink/restaurant-no-nos-8-things-you-should-stop-doing-now/?utm_content=buffer4c19b&utm_medium=social&utm_source=twitter&utm_campaign=owned_buffer
- 予約した日時に来店せず、キャンセルの連絡もしない
- サーバー/同伴者/現実世界を無視してケータイに没頭する
- サーバーを呼ぶのに指を鳴らす
- "please" と "thank you" を言わない
- サーバーの手から皿を取ってサービングを手伝おうとする
- 何か問題がある時に、黙ったままで、きちんと伝えてその場で改善してもらおうとしない
- その店でのネガティブな体験をチップに反映する
- 楽しまない、人に優しくしない
1から4に関しては、"アメリカでは" というわけではなく、常識の問題ですね。
3の「サーバーを呼ぶのに指を鳴らす」・・・長いアメリカ生活でも見たことないんですが、そんな失礼な人いるんですね。
でも現実では、どんなに手をあげても、目をあわそうとしても、前方だけを見つめて動いてるサーバーっていますよね。移動しながらまわりに目を配ってよ~と思うことってあります。
そんなサーバーだったら、指を鳴らされるほど、そのお客さんを無視してたってこともあるんじゃないの?
7に関しては、原文では、
"Don’t take problems out on your server when it comes time to tip. Hopefully, you’ve dealt with any issues up front, but if not, have a heart. It’s rarely your server’s fault."
とあります。
「サーバーの責任であることは稀」。
まあ、そういう場合もあるでしょうね。
私は特に最悪なサービスというのは受けたことはないですが、長年のアメリカ生活で理解できないこともあります。
例えば、すごく会話が盛り上がってるとか、まわりを見回してサーバーを探してるという状況でもないのに、まったく躊躇せず "HOW'S EVERYTHING?" と乱入してくるサーバーは少なくない気がします。いいレストランでもあります。何度話の腰を折られたことか。テーブルを待ってる人が多くて回転を早くしたい状況というわけでもないのに、たまたまそばのテーブルに行ったから、ついでに自分のリズムだけで聞いている気がします。サービスしている気になっているって問題だと思うんですよね。うっとうしいだけです。
そのくせ、必要な時は姿が見えない(苦笑)。
あと、横の連携がなってない店。2人も違うサーバーが来て同じ質問をしてるってことに気づいてない店は疲れますね。
"She's already taking care of us."
(もう彼女が対応してくれています)
とか言うと、笑顔で、"Oh, great!"。
非効率な状況を改善してもらいたいです。
そして、食事がお皿に残っていて、まだみんな食べてるのが一目瞭然と思われるのに、皿を下げようとするサーバーも少なくない。
"We are still working on it."
(まだ食べてます)
とか言うと、
"Oh! I thought you are done."
とか、真顔で言われると、がっくり来ます。
何か動いてなきゃいけないけど、とりあえずそれ以外にその時やることが見つからなかったとか?
"Maybe they are running out of plates."
(お皿が足りないんじゃないの)
と、友人。
この物価の高いシアトルで、安い店に行ってるわけじゃない場合、非効率なサービスや荒いサービスはまた行こうという気をなくします。