AP 通信の記事ですが、シアトル最大手の新聞シアトル・タイムズにも宮崎議員の一件が掲載されています。
タイトルでは "over affair" となっていますが、"miyazaki lawmaker" とぐぐっただけで、他の英語媒体ではいろいろな表現が。
CNN: "resigns over sex scandal"(セックス・スキャンダルが理由で辞任)
Japan Times: "admits adultery, resigns"(不倫を認め、辞任)
Asia Times: "quits over affair with bikini model"(ビキニモデルとの不倫で辞任)
もっと直球なのもありましたが・・・
何を考えてたんですかね。(何も考えてないか)
こういうことで世界中のメディアに登場してしまうなんて。
出産したばかりの奥様、そして親御さんたちはどんな気持ちでいらっしゃるのか。
議員としてという前に、大人として大いに問題ありです。
この人のおかげで男性の育休が批判される展開にもなっているようですが、フローレンスの駒崎弘樹さんがブログで「宮崎議員の不倫報道と、「男性の育休」は切り分けて考えるべきだ」と書いてらっしゃいました。
そうです、切り分けて考えなくてはなりません。
で、英語媒体で見て知ったのですが、OECD によると「日本では、子供が生まれたばかりの男性には最高1年の育児休暇が与えられるが、実際に取得したのは2%未満」だそうですね。
New fathers in Japan can take up to a year of paternity leave, but less than 2% of them actually do so, according to the Organization for Economic Co-operation and Development.
日本の典型的な働き方ではそもそも定時に帰ることも難しいそうですから、1年の育児休暇ができたら大ニュースですね。アメリカでも1年の育児休暇なんて決まっていません。もし決まっていたら、私の周りのたくさんのお父さんが喜んで取得すると思います。でも不倫するためじゃなく、育児を楽しむためです。
私の夫もできるだけ子供と一緒にいたい人で、今日も何かの拍子に「これ以上忙しい仕事に就きたくない、息子の水泳にも行きたいし、お迎えもしたいから」と話していました。
私たちはそもそもチームで子育てを楽しんでいると思いますが、アメリカ人にも "It's nice that your husband is participating" (ご主人が参加してくれていいわね)と言われたことがあり、"Huh?"(は?)となりました。私のやってることに彼が参加しているわけではないのですよ。
最初の1年はできるだけ一緒にいたかったので、2人ともできるだけ自宅勤務にし、仕事が忙しい時はシフト制のように「何時から何時は私」「何時から何時は夫」というように、交代で一緒に過ごしていました。何かあれば、できるだけ2人で対応。息子は最初に黄疸が出て、看護師さんが自宅に来て血液検査をしたり、特別なライトのつく器具の上に寝かせたり、といったこともありましたが、すべて一緒に体験することができて、本当に良かった。
みんながみんなそうできるわけではないですが・・・