"Take" - 子供とロッククライミング(2)



"What animal do you like most?"

2回目のクラスは、インストラクターのこんな質問で始まりました。息子の答えは "cheetah"。普段、特にチーターが話題になったことってないですが。子供って面白いもんですね。

この日もきれいに晴れてました。そんな日に登るのは、気持ちよさそう!

先生の説明もそこそこに、子供たちは嬉しそうに岩に飛びつきました。それぞれ2回ほど登ったころ、息子が「ママ、トイレに行きたい」。

そして、トイレに連れて行くと、「今日はね、もうこれでいい・・・」と、オシッコしながら言うではないですか。

それまで息子は静かに登って、でも頂上まで到達せず、静かに降りてきてたんですよね。

なぜかしら。彼の心の中をよぎってるのはなんだろう。

「そうかー」

と言って、クライミング・ロックまで歩きながら、「じゃあ、もう1回やってみる?天気もいいしなあ~」と言ったところ、なんだか急にやる気が出てきたらしく、「上まで登るよ!」と宣言して走り出しました。

最初のクラスでも確かそう宣言していたなあと思いつつ、

「おお~!じゃあママはしっかり見てるよー!」


そして、3度目の挑戦が始まりました。

その時、ビレイヤーをやっている先生が一言。
"You can take a break and think about your next move."
(休憩して、次にどう動くか考えていいんだよ)

重心を後ろに置いて、ぶら下がった状態で休憩し、岩を見ながら考える。そんな時に言うのは、

"Take"

だそうです。こうすると、ビレイヤーがロープを引っ張って、クライマーが落ちないよう、同じ高さで止めていてくれるんですね。

で、休憩中。



そして再び、頂上を目指します。


先生や他の子たちが、"Good job!" "You are almost there!" "There you go!" と応援してくれます。

やった~!


「面白いね~、パズルみたいだよね~。It's like a puzzle, daddy!」と、息子。


そこからはなんだか波に乗ったらしく、3回目のクラスではひょいひょいと頂上へ。




5歳って、ほんとおもしろい。