"cursive" 私が中学校でやってたことを息子が幼稚園で・・・


「ママー、きょうはねえ、2人にみせたいものがあるの」

と、息子が目をキラキラさせながら言いました。

"Daddy, I have something for each of you."
(ダディ、2人にそれぞれ何かあげるよ)

日本語と英語の意味が違うんですが・・・

鼻の穴がちょっとふくらんでるのは、なにやら自慢したいものがあるときのサインです。

「これ~!」

と、背後から取り出したのは、自分の名前のアルファベットの筆記体の型(?)の上に紙を置いて、色鉛筆でトレースしたものでした(写真)。

余談ですが、こんなふうに息子が日本語と英語で話す場合、両方の内容が同じ場合と違う場合があります。両方を聞いている私は両方の意味が同じ、ほぼ同じ、または違うかわかりますが、英語しかわからない夫の場合、最初は「?」なことも。

そういう時は、私が夫と息子に状況を説明し、私か夫が英語での正しい言い方を説明することになります。

私たちはそれが全然苦でなく、息子もさらっと言い直して物にしていくので、教えがいがあるというか。

「そうだね~、こんな場合は、"I want to show you something" でどう?」

そして仕切りなおし。

「I want to show you something! ママ、こんなのみたことある?これね、"cursive" っていうんだよ。Daddy, have you seen something like this? It's called cursive.」

筆記体って、"cursive" と言うのか!

考えたことなかった。

「ページをめくってごらん。ほらね、ぼくのなまえの字だよ。ぜーんぶ。すごいでしょう?」

モンテッソーリの幼稚園ではこんなふうにトレースする方法で紹介するんですね。

私が興味があるのは、いつ、何を、どんなふうに子供に紹介するのかということなのですが、こういうふうに文字をトレースするというのは新鮮かも。

モンテッソーリではなく、公立の小学校付属のキンダーだった夫に聞いてみると、どんなふうに教えられたかは覚えてないそうですが、1年生の時に筆記体を教えられたらしいです。

「キンダーではアルファベットや足し算はやったけど、どっちかというとベビーシッター的な感じで接してもらってたと思う。筆記体は1年生だったかな~」。

私の時代は中学校だったな~。

あの有名な(?) "This is a pen." の時代です。

教科書にちょっとした会話みたいなページがあって、

"Hello, Mike."

と書いてあったのですが、音読させられた男子が、

「はろー、みけ!」

と読んで、クラスが爆笑の渦に包まれたのを今でも覚えてます。

あの子はどうしてるのかな~。

しかし、"This is a pen." も、そのままでは「こんなふうに "これはペンです" って言う機会はないだろう」と言われますが、この形はいろんな応用ができる、実はとても優れた基本だとつくづく思います。