"president-elect" 次期大統領


混ぜて焼くだけのヨーグルトケーキ。

タニタ食堂のレシピ本がキング郡図書館にあったので、息子と作ってみました。

でも、4人分でも卵は1/3。

我が家では卵を残すと無駄にしがちなので、卵1個を使い切ろうと、3倍で作りました。

すぐできますね。

リンゴがおいしーい。




さて、選挙後、じわじわと、でもいろいろな変化が起きているアメリカです。

"president-elect" 
(次期大統領)


さっそくいろいろやらかしてますね。

政権移行プロジェクト・チーム(transition team: トランジション・チーム)もすったもんだあり

アメリカの国土面積は日本の約25倍ですが、各地から報じられる差別行為が増えています

トランプが約18ヶ月にわたり特定グループ(人種、性別、宗教、性的指向など)に対する差別を扇動してきたわけなので、いまさら "stop it" と言っても効果なさそう。

トランプのスローガン "Make America Great Again" (アメリカをもう一度偉大な国に)を変えた、"Make America White Again"(アメリカをもう一度白人の国に)という落書きがあったことが報じられたり。


ウエスト・バージニアの小さな町の市長がファーストレディのミシェル・オバマを「ヒールをはいたサル」(Ape in Heels)呼ばわりし、国際的に問題となって辞職したり

この市長、最初は必死で言い訳してましたけどね。

そもそも差別と思っておらず、「これが正しいのに、なぜかいけないことだと言われるようになったからやめてたけど、もうこれでようやくこの正しいことをまたやることができる」というぐらいの感覚かもしれません。

ただ、この市長が辞職した(させられた)ことに、アメリカの今後にちょっと希望を抱きました。


ニューヨーク大学の1年生がニューヨーク・タイムズに書いたこのコラムはグッと来ます。

I’m Muslim, but My Roommate Supports Trump


昨年もイスラム教徒による暴力が6%増加。



アメリカで差別があるのは大人はわかっていて、「そんなのないと思ってた」みたいなナイーブなことは誰も言ってませんが、「そこから進歩してきた」と思ってたんですよね。


で、大統領選挙の結果を受け、あちこちの公人が次期大統領の方針には従わないと堂々と発表しています。


シアトルでは、シアトル市長をはじめ、複数の都市の市長が "Sanctuary City"(聖域都市/保護都市)宣言。ワシントン大学、シアトル大学、シアトル公立学区が、「ダイバーシティを重んじる」といった内容の声明をすぐに出しました


「私たちの考えは、次期大統領の考えとは違います」「次期大統領の方針には従いません」と、こういう立場の人達が発表することは心強い。でも、こんなこと、これまでの大統領選挙の後にはなかったことで、異例ですよね。

民主主義は尊重するけれども、それで決まったからといって、すべてなあなあにしない。これもアメリカ。

「トランプのせいで差別が増えたことを証明しろ」とか、「もともと差別はあったけど、ただポリコレ(※)で言わなかっただけでしょ」とか言う人もいるみたいですが、実際、ここにいる人たちがそんな異例の声明を発表する必要があると考えて行動していることから、あの投開票日以来、状況が変わったことがわかりますね。
※politically correct を日本でポリコレと言うなんて、この選挙がきっかけで知りました。


先日、息子とスーパームーンを見たときのこと。雲が多くてほとんど隠れたままでしたが、雲が薄くなったところから大きな月が見えたりしました。

 「ママ、じーっとしてみて。そしたら、風で雲が動いてるのも、地球が動いてるのもわかるから」

と息子。

そして、

"I wish I could go to the moon."

と低い声でつぶやいてます。

「ママとは日本語で」

と言うと、

「お月様に行きたいなあ〜」

と、5歳児らしい声で言いなおしました。

私も英語だと声が低くなるけど、息子もか。

「行けるよ!宇宙飛行士になったら」

と言うと、

「でもさー、宇宙って、寒くて、光もなくて、空気もないじゃない」

だから宇宙船に乗るんだけどなー。

人種に関係なく、息子がなりたいものになれるアメリカであってほしいです。