"You can fill her in later." キンダーガーテンでの穏やかな時間



連休中は何かと忙しかったので、週末は予定をいれず、息子とゆっくり過ごしました。

「ママと遊べる~!」

と喜んでくれるのも、後数年ぐらいですよね。


一緒に本を読んだり、庭仕事をしたり、お料理をしたり。


さて、先日、息子をお迎えに行った時、先生がなにやら、

"You can fill her in later."
(後で彼女に詳しく話してあげてね)

と、息子に話していました。

この場合、"her" は私のことです。

"fill ~ in" というのは、「~に詳しく伝える」という意味で、よく使いますね!

"Can you fill me in?" とか。

でも私がこういう言い回しを知ったのは大学生の時だったような。


そして先生は、私には

"He will give you a letter and tell you more about it."
(彼があなたに手紙を渡して、もっと詳しく教えてくれますよ)

と。

この場合、"he" は息子のことです。


さて、その手紙とは、この写真。

"Moving up ceremony"

進学セレモニー?とでも言うのでしょうか。

「もうキンダーが終わってね、9月から1年生になるでしょう。そのセレモニーなんだよ。お歌を歌ったり~、踊ったり~、そういうの。ダディもママも来てほしいんだよう」

へぇー、そんなセレモニーがあるんですね。


モンテッソーリの学校は、いつも静か。大きな音はしてませんし、先生は叫んでいませんし、静かなのが基本です。朝は、送ってきた親とハグしたりキスしたりしてる子供もいますし、お別れしたくなくて子供が泣いてるときもありますが、騒がしいとか、走り回っているとか、そういうことがありません。

子供たちは教室に入ったら、荷物をカビーに入れ、上履きにはきかえ、手を洗って、それぞれ好きな「お仕事」をします。お集まりの時間になったら、円になってすわって、先生たちといろいろな話し合いをして、カリキュラムに従って、それぞれのお仕事をやっていきます。

毎月テーマが決まっていて、宇宙だったり、恐竜だったり、植物だったり、いろいろですね。

お仕事を一緒にやることもありますし、「これをやるから手伝ってくれない?」「これができないから、ちょっと教えてくれない?」と頼むこともあれば、なにやら劇を作った子供が「今からこれをするから、観客が必要なんだ。観客になってくれる?」と、周りの子達に声をかけていることもあります。自分の世界だけに没頭しているのではなくて、コラボレーションもあれば、提案もあり、呼びかけもあります。

でも、全体的に、穏やか~な世界。元気がないわけではなく、よく話はしながら手は動いていて、外の遊び場に行くときははじけてるようです。


そして、毎週金曜はネイチャーウォーク。

校舎のそばの川沿いのトレイルを歩きます。

春になるとカモの雛を見ることも多くなったそう。

この日も「たくさん見たよ~」とのことでした。


そんなネイチャーウォークも後2回!

この穏やかな世界とお別れ。


私自身が一番さみしいかも。