"Are you tired delivering presents?" サンタをいたわってあげるとか


Merry Christmas & Happy Holidays!

我が家の7歳児はまだサンタクロースを信じています。

生まれたときはサンタクロースなんて存在すら知りませんし、1歳の時にサンタクロースと写真を撮ったときは不思議そうで、2歳の時はほとんどの子供たちと同じように嫌がってましたが、3歳ぐらいからクリスマスのあの雰囲気が好きなってきたようです。

気づいてみたら、サンタクロースというものがしっかり刷り込まれていましたね。

今ではどんなホリデーよりもクリスマスが好き。

クリスマスイブには、サンタクロースの現在地を追跡するサンタ・トラッカーを朝からたびたび見てチェックし、私と一緒に NORAD に電話して現在地をダブルチェック

NORAD:Hello! NORAD!
息子:Hello. Can you tell me where Santa is now?
NORAD:Santa? Sure. Let me check on my radar... Where are you calling from?
息子:Seattle, Washington
NORAD: Washington! I love Washington. Let's see. He should be there around 5:30pm!
息子:Really?
NORAD: Yes!
息子:Thank you.
NORAD: You are welcome! Merry Christmas!
息子: Merry Christmas.

こんな会話をしていましたが、うーん、午後5時半というのは何かの間違いですね。アメリカの場合、東海岸から来るので、西海岸に夕方に来るなんてありえない。

「夕方の5時半っていうのはありえないと思うよ」と私が言うと、息子は「でももし来たらどうする?寝てないとサンタは家に入ってきてくれないんだよ!」と真剣な面持ち。

そして、「僕はいい子じゃない気がするんだよね」とボソッ。

ええー?

「だってね、昨日、ママにクッションをぶつけてしまったでしょ。そしてママに怒られたよね。悪い子には、サンタさんは石炭を一個置いていくんだって。朝起きて、石炭が置いてあったらどうしよう?」と息子。

私はあわてて、「あのね、悪い子じゃないんだよ。クッションをぶつけたことは悪いことだけど、それは悪い子とは違うの。悪気があってしたことじゃないんだから」

なんだか朝からドラマになりましたが、今年は忙しくて特にあれこれクリスマスの飾り付けをしなかったことを考えて、来年はもっとやってあげよう・・・と勝手に反省しました。

今年はもう家族親戚のパーティーは前日に終わったので、当日はゆっくり。

午後は息子とサンタクロースにクッキーを焼きました。

すると息子が「サンタさんに手紙を書いてくる」と言って、なにやら手紙を書き始めました。

30分ぐらいして「できた~」と持ってきた手紙には、

"TO SANTA" とあり、中には

"Merry Christmas. Santa, are you tired delivering presents? Happy holidays to you."

なんだかサンタをねぎらってますね~。

息子の人柄が出てる(笑)。

先日ドーナツ屋さんにいたところ、電動車いすの女性が手動ドアを開けられずに困った瞬間、息子がドアを開けに行ってました。息子が左側のドアを持って、私が右側のドアを持っていると、その女性は "Oh, you are a gentleman. Thank you. Happy holidays!" と笑顔で言って店の外に出ていきました。息子は、"You are welcome. Happy holidays." と言って、またテーブルに戻りました。

アメリカでは全員がそういうことをするわけではないですが、私たちの日常ではそういうことをする・してもらうことがよくあります。子供やシニアや女性にドアを開ける。ドアを開けてあげて、お先にどうぞと言う。後ろから来る人のためにドアを持っておく。グローサリーで、自分が大量に買い物をしようとしていて、後ろの人が少ししか商品を持っていなかったら、「先に行きませんか」と声をかけてみる。

幼いころから周りの人たちがそういうことをしているのを見て、そうするものだと教えられていると、幼い子供でも当たり前にやるようになってきます。少なくとも息子やその周りの子供たちの場合はそうですね。思いやりのある大人として成長してくれれば。

Happy Holidays!