昨晩の CNN のトップページ。
フランスがシリア北部の IS の支配地域に大規模な空爆を行ったことについて。このタイトルを見てすぐに思い浮かべるのは、スターウォーズの 『The Empire Strikes Back』。邦題では「帝国の逆襲」。CNN の報道体制がすごいのはよくわかりましたが、なぜこんな勧善懲悪の図式のようなタイトル!?
フランスのオランド大統領は「IS を壊滅させる」と誓ったとのこと。
そして今朝にはこのようなトップページに。
ISIS が米国などにも攻撃をしかけるというメッセージのビデオを出したのですね。
9/11の後、ブッシュ大統領がイラク戦争を開始しました。
今回のこのパリでの同時テロ、それに対するフランスによる「報復」。
何の報復で、同時テロはテロなのか。
フランスの事件でたくさんの人々が悲しんでいる一方、フランスだと同調し、悲しみ、祈ることができるのに、その前日のベイルートでの同時テロでは同じような動きが見えないのはなぜなのかという意見がネットでもたくさん見られます。
私自身、行ったこともなく、よく知らないベイルートよりも、行ったことのあるパリ、知っている人がいるパリだと、こんなふうに気にかかり、個人的に心に来るものがあるのは事実です。
よく知らない、よく知ろうともしていないことは怖いことですね。
米国が、世界が、9/11の教訓を無視し、同じ間違いをすることもありえるような展開になってきている気がします。