幸せは人それぞれ

3月11日に開催されたベネフィット・コンサート
Winds for Hope』。
我社も微力ながらスポンサーとして
公式サイトの運営に関わりました。
育児に関する情報を集めるために無料サービスの paper.il で 『育児日和』 というのを設定してから数ヶ月。これはキーワードとかを自分で設定して、システムがそれに応じた記事やツイートをピックアップしてページにするものです。うまく利用できてるのかどうかまだよくわからないんですが、知らなかった日本のニュースや情報を見られるので、個人的には重宝し始めてます。

それで今日見つけたのが、「大手小町>発言小町 >妊娠・出産・育児」からピックアップされた、「子どもを授かる幸せを言ってはいけませんか。」というトピック。なんだこりゃと思ってクリックしてみたら、アラフォーで妊娠してる女性というユーザの投稿でした。つまり、「これまでは子供は大嫌いで、育児中の人は犠牲者だからかわいそうと思っていた。が、妊娠したら180度考えが変わり、とっても幸せ。子供が生める体なのに生まないと決めてる人や子供のいない人に言って、この幸せをわかってもらいたいんですが、だめでしょうか」というんですね。

大手小町の発言小町ですし、このあまりにもお花畑な内容に「これもネタかな」と思いましたが、実際にこんなことを聞かれたら、ここにある大半の回答と同じく、「やめたほうがいい」と、私も言うでしょうね。トピ主さんの気持ちはわかりますし、「ご主人にはその気持ちをシェアしたら」とは思いますが、周りの人たちの理由や事情など実際はわかりませんから、子供のいない人たちに言う必要はまったくない。みんながみんな子供をほしいわけでもないし、みんながみんな妊娠して出産できるわけでもないし、みんながみんなそれで幸せなわけでもないし、妊娠・出産・育児中の人が、それをしてない人より偉いわけでもない。私だって子供が欲しくなかった頃などは、「子供はまだ?」「子供はいいわよ~、作ったら?」と言われるたびにイライラしてました。また、「子供がいない方が楽しい人生が送れる」という価値観を押し付ける人も、その人にはその人なりの理由や事情があるのでしょうが、迷惑になりがちですね。

このブログで私も息子といる幸せを書いてますけど、それは自分のブログだから正直な気持ちを書いてるわけで。私の場合、いろいろありましたが、とにかくこうして自分から一人の人間が無事に生まれて、今のところ元気に成長していて、自分にくっついてくることがありがたいです。息子にいくら "NO" とか「あかんよ!」とか言っても髪を思い切り引っ張られたり、メガネ(夜に在宅のときはメガネなんですが)を叩き落とされたりすると、「いーかげんにせんか!」と思うこともありますし、夜中に何度も大泣きされたら翌日はフラフラですけど(そんな程度のことかと言われればそれまでですが・・・)。でも、言われなくても、このくっつき虫みたいな時間にも、自分の腕の中に飛んできてくれるのにも、終わりがあるのはわかってます。だから今、この二度とない時を存分に楽しんでおかんともったいないと思うんですよね。

私の妊娠中、母はずっと「かわいがるやろねえ~」と言ってました。「そうかなあ」と言うと、なぜかキッパリ、「うん、そうやと思う」と。実はそれが自分にとってかなり良かったかも。妊娠中・出産後に直面したしんどい状況でも、母の言葉を思い出し、乗り切ることができましたから。