Ba Bar

鶏と半熟卵入りのお粥
シアトル大学の近くに昨年オープンしたおしゃれなベトナム料理の店、『Ba Bar』 に、友達と息子の3人で行ってきました。ベトナムの "Ba" とは「お父さん」の意味で、経営者はお父さんとの思い出をこの店に反映してるらしいです。

どこでも触る・口にしてみる幼い子供と一緒だと、口をつけるレベルで(大人じゃ考えられませんが)清潔さが気になりますよね。でもキャピトル・ヒルとベルビューで 『Monsoon』、キャピトル・ヒルとフリーモントで 『Baguette Box』 を経営してるベトナム出身の姉弟がプロデュースしてるこの店なら、ホコリだらけということもないし、味も良し。さらに、わりと奥行きのある広い店で、窓が大きくて、天井が広くて、窓の外を人や車が通ったりするのも良し。サーバーがフレンドリーなのも気分を楽にしてくれます。ベルト付きのハイチェアもあり。子供用のメニューはありませんが、息子が食べられるものがあるので気にならないですね。

もちろん、気持ち良く外食するためのポイントは、息子の機嫌が良くなるように持っていくこと。カーシートで寝ててくれた赤ちゃん時代はもっと楽でしたけど、生後4ヶ月ぐらいになってくるとリズムができ始めてるもののまだ不安定で、いろいろな意味で大変でした。気にしすぎとか言う人もいるんですが、私はギャーギャー泣いてる状態とか叫んだり暴れたりしてる状態の子供を野放しにしてご飯を食べる神経は持ち合わせてませんし、お店にいる人たちみんなが普通にご飯を食べられるようにしたいです。

そういう意味でも、自分の子供にどういうところがあうかわかっている自分が時間と場所を選ぶ必要がありますね。これは何度か痛い目にあって実感しました。「キッズ・フレンドリー」でも、「カジュアル」でも、子供の状態ってそれぞれ違いますし、月齢によっても好みによっても違うな~と思います。

1歳を過ぎた今はそれなりにリズムができてるので、眠い、疲れてる、すごくおなかがすいてる、もっと外で走り回って遊びたい、または早く家に帰ってお風呂に入りたい(うちは午後6時にはお風呂なので)、そういう状態じゃないようにかなり余裕を持って動けば、座ってご飯を一緒に食べられます。なので、ランチなら午前11時半とか正午にして、その前に朝のお昼寝で十分に寝かせて、ランチの前にちょっとスナックを食べたりするのが理想的。今は夕ご飯を外食することは滅多にない状態ですが、午後5時に食べ始めて1時間で終われば大丈夫といった感じでしょうか。

で、今回はランチだったので、正午に集合。子供と一緒だと待ち時間が長い食べ物は NG ですから、サッと出てくるベトナム料理でもさらに手軽な鶏肉と半熟卵入りのお粥($8)にしてみました。体が温まる~!桜も咲いてるというのにまだまだ寒いシアトルには良い一品。息子もかなり気に入った様子で、お店側が出してくれた「小さいボウル(お椀)」は息子の顔がすっぽり入るサイズのボウルだったんですが、家から持ってきた赤ちゃん用スプーンでは追いつかん!と、ボウルを持ち上げて直接口にあてて、ガーッと飲んでしまいました。家でも私と夫がうどんや蕎麦の汁を丼から直接飲んでるのを見て真似してますしね。こぼさずに上手に飲んでたのでホッ。さらにチャイニーズ・ドーナツと言われる揚げパンを浸すのも、私がやってるのをしっかり見てたみたいで、自分でやってました。こんなふうにどんどん何でもできるようになってくもんなんだなあと感慨に浸りかけましたが、おなかが一杯になったらハイチェアから出せ出せの仕草。ハイチェアから出して抱っこしたら、満足気にまったりしてました。まだまだ赤ちゃんの部分があって良かった。上手に遊んでくれた友達にも感謝です。