ハンバーガー

Uneeda Burger の
"Classic" with bacon and cheddar!
通常はベジタリアンの食生活をしていて、たまに肉を食べたりする人のことを、アメリカでは "flexitarian" というそうです。他にも "semi-vegetarian" とか呼び名があるみたいですが、とりあえず私はこれに当てはまるかなと。

で、今年初めてのバーガーを、フリーモントに昨年オープンした Uneeda Burger で食べてきました。この店はキャピトル・ヒルで 『Restaurant Zoe』(ベルタウンから移転)と 『Quinn's』 を経営してるスコット・ステープルズさんが「自分好みのこだわりのバーガー」が食べたくてオープンしたところなんですね。なかなか落ち着いて外食できない身なので、来店するのに約1年かかりました(汗

シンプルに見えるバーガーですが、おいしいところって意外とないもの。でも、久しぶりに食べたこれ、おいしかったです!私が気に入ったポイントは、パンがカリカリに焼いてある(焦げてない)、オレゴン州の Painted Hills のナチュラル・ビーフを使っている、肉がちゃんとジューシーに焼いてあって熱い、ベーコンが焼きたてでカリカリ、チーズがちゃんととろけてる・・・といったことですかね。

でもそれよりも印象深かったのは、明るくて親切だったマネジャーさん。白人の男性で、「お店で肉を挽いてますか?」と聞いたら、「店では挽いてませんが、Painted Hills のナチュラル・ビーフを挽いて配達してもらい、2日以内に消費してますから新鮮です」といったことをしっかり答えてくれました。で、息子がキッチンで忙しく働く人をジーッと見てたら、「うんうん、わかるよ。おもしろいよねー、キッチンって。僕もたまにキッチンに見に行くんだよ。」 子供に話しかける人はシアトルではよくいるので、ここまでならよくある話。でもその後、マネジャーさんは自分がしなくてもいいテーブルのセッティングやハイチェアの移動までしてくれた上、コップに水も入れて持ってきてくれたんですよね(本来はセルフサービス)。「本当にありがとうございます」と言うと、「いいよいいよ、君たちは子連れで大変なんだし、こんなことたいしたことじゃないから!いやー、僕も2歳未満の子供がいるもんでね、なんかやりたくなっちゃうんだ」などと言って、さわやかに去っていきました。さらに、食事が終わって食器を片付けようとしたら、「あー、僕がやっておきますよ」と、サッと飛んできて手伝ってくれました。夫も、「彼のような人の存在が、外食の経験をまったく違うものにしてくれる」と、感動していた模様。

親になってみると、自分の息子と同じ月齢ぐらいの子供を持つ他の親のニーズが前よりわかる面もありますが、このマネジャーさんは気がきくだけではなかったですねえ。笑顔を絶やさず、仕事を楽しんでいるようで、こちらの気分を楽にしてくれたのが大きかったです。キッズ・メニューがある(それも健康的でないものが並んでいたり)、ハイチェアやブースター・シートがある、チェンジング・テーブルがある、子供用の食器がある、クレヨンや塗り絵があるといったことだけでキッズ・フレンドリーかどうかが決まるわけじゃないなと改めて感じましたよ。今度は違うものを食べに来たいな~。