Kindle 使いこなせてませーん


夫のおかげで、ついに私も Kindle デビューとなりました。実用的な夫は「必要なら買う」というふうにしか買い物をしないのですが(その方が助かりますけど)、どうやら私が分厚い本を重そうに持って読んでいたのを見て、買ってあげようと思ってくれたらしいです。

で、バージョンは一番安いオリジナル。っていうことは、つまり、下のほうにボタンが並んでて、キーボードのボタンを押すと画面にキーボードが表示されて、それを矢印ボタンを操作してパスワードとか入力するんです。iPhone ユーザの私には、この次のタッチスクリーンのバージョンでなく、なぜこのオリジナルを選んだのかが最大の謎でしたが、「一番軽いから」と言われました。確かに、タッチは7.5オンス(213g)で、オリジナルは5.98オンス(170g)ですけどね・・・。ケチな人ではないので、20ドルの価格差をケチったわけではないのはわかるんですが、つい画面をタッチしてしまうなあ。まあこれも慣れていくんでしょうけど。

しかし、慣れって恐ろしいですよね。私は幼い頃から本を読むのが好きで、「本のページをめくるという行為が好き」と長年思ってました。紙の感触も好きですし。雑誌も大好きです。以前にここで書いた司郎さんの著書などは、紙の良さと利点を200%実感させてくれるアート作品だと思います。なので Kindle を買うことは全然頭になかったんですが、外出先とか旅行先とかベッドとかでいろんな小説を読むにはいいなあと実感中。ページをめくるのも両側についてるボタン(というのか?)を指でそっと動かすだけでいいし。ライト付きのカバーを買ったので、寝転んで読むのも楽。手首が疲れない。

と言うわけで、今は Kindle のサイトで無料ダウンロードできるものの中にあった、『The Secret Garden』 を読んでます。子供の頃に読んだ本を大人になってから読み返したら、全然違う体験ができることってありますよね。私にとってはこれもそのひとつで、寝る前にちょっと読むぐらいしかできませんけど、しばしの別世界を楽しんでます。