映画 『Jiro Dreams of Sushi』 を観ました!ぬおー、寿司が食べたい!


朝から快晴の土曜日。
楽しいことだけ考えてたい天気。

で、今日はかねてから観たかった映画 『Jiro Dreams of Sushi』 を観ました。
ようやく、です。
あれだけ前宣伝に協力してたのに、公開から約3週間たって観ることになろうとは。
それも快晴の日に。
シアトルでは晴れの日はとても貴重なので、なるべく屋外にいたいです。

が、この映画はどんな天気でも観る価値あり!

先日このブログで書いた映画 『Bill Cunningham New York』 も、
ビルさんというすごいファッション・フォトグラファーの仕事ぶりに
とても感銘を受けるところは同じなんですが、
実はそれ以外のことがクライマックスになっているので、
なんだか気分が暗くなって、いろいろ考えてしまう作品なんですよね。

でもこの 『Jiro Dreams of Sushi』 は、職人の鑑のような二郎さんの
仕事に対する姿勢や情熱が、そのままストレートに伝わります。
もちろん、親子関係や師弟関係でのちょっと複雑そうなところはありますけど。

なので、働き方に悩んでる人は、こっちの方がためになりそう。

一言一句を覚えているわけではありませんが、

「これだと思うことを一生懸命にやってみるのが大事」
「死に物狂いでがんばれば、いいところまで行ける。でも、それから先は才能だ。」

というような発言が頭に残りました。
これはどんな仕事でも言えることですよね。

あと、予告編でも聞けますが、

「好きにならなきゃだめですよ。その自分の仕事に惚れなきゃだめなんですよ。」

それほどの仕事を見つける・生み出すことができたら・・・と思う人は
たくさんいるんじゃないでしょうか。

余談ですが、以前にやっていた英語サイト(もう存在しません)で人物取材を担当した人が
最初に取材したのは、まさにこの二郎さんでした。
二郎さんはシアトルに初めて江戸前寿司を持ち込んだ司郎さん
昔働いておられ店の大先輩だったので、取材が実現しました。

しかし、これを観た後に寿司を食べないってことは難しい~。
この映画を観たシェフの友人が、「まさに "food porn" だ」と言ってたとおり、
次郎さんや息子さんたち、その他の職人さんが握った寿司が大画面に映されて、
置いた瞬間から数秒間の間に重力でネタがちょっと沈むような
そんな細かな動きまで見えてしまって、それが本当に本当においしそう。

残念ながら今日の晩御飯はそのまま寿司!というわけにはいかなかったのですが(涙)
来週早々にも寿司を食べたいです。

ところで、出だしはチャイコフスキーのバイオリン協奏曲ではなかったでしょうか。
これ、好きなんですよね!
帰宅してから、庄司紗矢香さんの演奏で楽しみました。