マンモグラフィ


先日、初めてマンモグラフィを受けてきました。

「おっぱいがぺしゃんこになるまでひしゃげられるんだよね」

「かなり痛いよ!」

と何人もから聞いてましたが
そういったことはあまり考えないようにして
カークランドのエバーグリーン病院に到着。

検査専門のセクションのあるブルー・ビルディングの1階は
窓が大きくて、緑あふれる庭に面してるので明るい雰囲気。
受付で名前を告げると、待合室に通されました。
ここまでは付き添いの人などもいるんですが、
しばらくしてドアから顔を出した女性に名前を呼ばれて入ったドアの向こう側は
マンモグラフィを受ける女性しかいない待合室。

「温かいガウンを用意していますから、
上半身裸になってそれに着替えて、
リラックスしてお待ちくださいね」
と言われ、カーテンで仕切られた更衣室へ。
ホカホカに温められたタオル地のガウンに着替えて
カウチにすわりました。

私の他には私の親ぐらいの年齢と見られる女性が2人。
隅っこに用意されているコーヒーや紅茶を飲みながら雑誌を見てるので
私も真似しようと思ったら、
さっきこの待合室に案内してきてくれた人にすぐに呼ばれ、
検査室へ行くはめに。
彼女はなんと検査技師でした。

ちょっと照明を落とした検査室に
実に大きなマンモグラフィの機械があり、
「ここに立って、ここを持って、まず左胸(右胸だったか?)をここに乗せてください」
と言われました。
そんな「乗せる」ってほどあるわけじゃないんですが
とりあえず言われたとおりの位置に立って機械についた持ち手を持ち、
台の上に胸を乗せると、台にピンク色の薄いクッションみたいなのがついていて冷たくない。

「これは Mammopad というもので、
マンモグラフィを受ける女性の心地よさをアップするものなのよ」
とのこと。

で、検査技師が私の胸を両手でガッとつかんで調整。
うわ、そんなガッと物のように(って、検査技師にとっては物だけど)
つかんだこともつかまれたこともないなーと思ってる間に
どうやら完璧なポジションについたようで
「はい、じゃあそのまま~」
と言われました。

すると機械がなにやら作動して胸をぎゅーっと押しつぶします。
息をするのがちょっと苦しかったですが
千切られるようにイタイわけでもなく
あーこんなもんかという感じ。
でも、
「はい、これで半分終わり~」
と言われたときはホッとしました。

この機械は乳房を3D で撮影し、
1ミリの厚さでスライスした状態で検査することができるので
これまでの2D よりも早期発見の確率が上がるとのことでした。
そしてもう一つの胸もぎゅーっとやって、
初めてのマンモグラフィが無事終了。

検査結果は2週間後に郵送で送られてきましたが
"negative" でした。
わーい!

封筒の中に入っていたお知らせには、
「マンモグラフィは毎年1回、同じ時期に受けることが薦められています。
今回の検査結果が "negative" でも、
これだけでこれから1年にわたり乳がんにならないという保証はありませんので
自分で常にチェックしましょう」
といったことが書かれてましたが、
やっぱりホッとしました~。