人数勝負

最近、庭でイチゴが毎日採れます。
先日、あるイベントに親子で参加してたら、
顔見知りの人が何の前触れもなく、
「私なんて3人産んで育てました。だから1人なんてまだまだ!」
と言ってきました。

この人はそれでとても大変な年月を過ごして、
自分がそのことで報われてない、評価されてないという気持ちを持ち続けてるのかも。

そうだとしたら、お気の毒です。
そして、女性って本当に複雑な性だと思います。
 
自分は苦労したんだと自負していると、
たいてい他の人にも苦労を強いる。
他の人の人生に不幸な要素が足りないと言う。
誰それは自分より恵まれてる、楽してると言う。

子供がいようがいまいが、
何人子供がいようが、
苦労してようがいまいが、
いいじゃないの、他人の人生なんだから~。

しかし、どうしても人数で勝負したいなら
うちの親戚で13人も子供を産んだ人に登場してもらってもいいかも。

世界は広いので、上には上がいるでしょうが、
日常生活で「子供が13人います」という人はなかなかいません。
だから13人と聞いても、たいていの人はピンと来ないみたい。

1兆円あったら何がしたい?と聞かれるより
1億円あったら何がしたい?と聞かれる方が
実感がわきやすいのと同じでしょうか。

しかし、13人の子供を産んで、
それを
「私は13人も産んだ!」
とか言うことすら考えない人が身近にいると
子供の人数で大変さを競い合うって、不毛。

でもやっぱり他人より自分が大変と思いたいという場合は
もっと違うところに問題があるわけで。

 「そんなに子供がいたら、上の子が下の子の面倒を見るだろうし」
と、今度はどうしても他人の大変さを認めたくない人も出てきますが
実際、そんな単純じゃなかったりしますしね。

さらにこの親戚はそんな大家族で母国を難民として脱出して
外国であるアメリカに移民してきて、
生活を一から立ち上げています。

でも、そんなことを持ち出してきて
「苦労しました、だからあなたももっと苦労しなさい」
とか言いません。
自分の幸せを見つけて完結してるから、
そんなことで他人に勝負を挑まないし、
優位に立とうとか、上から目線な態度を取るとか、
そういったことがない。

しかし、13人。
自分の妊娠経験からして思うのは
「人生の13年もあの妊娠と出産を繰り返すなんて!」
ということ。
はい、私にはできません~。