タコ

先日の誕生日、
イーストレイクにある Sushi Kappo Tamura (田むら)で
夫と息子とブランチを食べました。

これは25ドルの昼御膳。


小鉢2種類、煮物、小鍋、刺身、ご飯、味噌汁、デザートがついています。
お皿が素敵。
で、これがすごくボリュームたっぷり!
写真を撮る前に蓋を開けるのを忘れましたが、
右下の小鍋には山盛りの和牛の煮込みが!
肉食の方におすすめです。

私が卵焼きと鮭の塩焼きの朝御膳(20ドル)したら
もっといろんな種類が食べられたのにな~。
何も考えずに夫婦でそれぞれ昼御膳にしてしまって残念。

で、その後に何をしようかということになり、
私がしたいことよりも(カフェでまったりとか、買い物とか)
やっぱり息子優先なので、
最近とてもハマッている様子のタコを見に
シアトル水族館に行きました。

と言うのも、知人に安く譲っていただいた電車セットに
水族館に生き物を運ぶ役目らしい電車が2台があるんですが
それぞれ車体が透明で
その中に液体が入っていて
タコとサメの小さいおもちゃが浮いてるんですね。
で、息子はそのタコさんを
「タコ」「タコ」と呼んでかわいがってるんですが
家のどこかに置き忘れるたびに、
「タコ~ッ!」と悲痛な声をあげて
必死に探し回ってたりするんです。

シアトルが面しているピュージェット湾は
Giant Pacific Octopus (またの名を Enteroctopu)の生息地。
ただのタコじゃないかと思われるでしょうが
大きいものでは全長14フィート(約4.3メートル)、体重33ポンド(約15キロ)になるそう。

日本語では一般に「足」と言う部分は
英語では "arm"  なんですが、
私はつい "leg" と言ってしまいます~。

※日本語でも学術書とかでは「腕」らしいです。

シアトル水族館にはオスとメスが1匹ずついて
筒状の水槽に入ってます。
あまり動かないらしいんですが、
この時はオスがわりと動いてくれてて
小さい子たちはかなり興味津々。


あれこれしてるうちにあっという間に午後4時になり、
ちょうどタコの餌付けのデモがスタート!
司会の男性によると、今日の餌も "Sashimi Grade" だとのこと。
これはよく英語で言われますが、
つまりは刺身にして食べられるほど新鮮、ということです。

この日はオスにはイカ、メスにはニシンと決まっていて、
私たちが立っていたのはメスの方だったので
職員の女性が棒に刺したニシンを持って、はしごに上りました。


ここまではだらーっとしていたタコですが
ニシンのついた棒が水の中に入るやいなや、
突然パッと動き出して、サーッとやってきました!
すごく早く動けるんですねえー。
そして腕をぐるぐるっと棒に巻きつけて
魚をきれいに取ってしまったようです。
残念ながらそのあたりはよく見えなかったのですが
周りからは歓声があがってました。

最近、スキューバ・ダイビングで人気のウェスト・シアトルの海で
このジャイアント・オクトパスを捕獲した若い男性が
何らの違法行為もしていないにも関わらず
その態度が不遜だったことなどから
ダイビング関係者から激しい非難を浴びるという事件がありました。
殺害の脅迫まであったそうで。
このあたりの人たちにとっては
このジャイアント・オクトパスは神秘的な存在らしく、
捕獲を禁止するべきだという意見も出ていました。

そんなこんなで、息子の大好きなタコが主役になったような一日でした。