ライオンの赤ちゃん

昨年11月8日にウッドランド・パーク動物園で生まれたライオンの赤ちゃんの一般公開が始まってます。ライオンなんかすぐ大きくなるでしょうから、できるだけ小さい時に見せておきたいなと思い、先週末に行ってきました。

西口にはこんな看板が。"Weather Dependent" とありますね。ライオンの一般公開が天候によるというのは初めて知りました。この日はどよーんと曇ってましたが、雨も降っておらず、ラッキー。

ライオンは園内のアフリカン・サバンナのエリアで飼育されてますが、ゴリラの横から近道が作られてます。数分歩いて行ったら、なんと長蛇の列!「何分待ちですか?」と聞いたら、「35分から40分です」という答えが。うわ~、2歳児はそんなにじーっと待てないよー。と言うわけで、夫が列に並んでくれることになり、私と息子はその間に近くの動物たちを見てまわりました。キリンさん、象さん、African Warthog(アフリカのイボイノシシ)など。前回来たのは昨年11月末でしたが、その時よりもはるかに息子の言葉が発達していて、「おおきい」「ながい」「ちいさい」「まるい」「しっぽ」「のっしのっし」「ねんね」「ないてる」「泳いでる」「どこいっちゃったの」「おいでー」とか、いろんなことを言ってます。

これは Visayan Warty Pig(日本語では何かわかりません)。見てると、すぐそばまで寄ってきます。

30分ぐらい過ぎたところでライオンの方に戻ると、ようやく私たちの順番が来てました!見られるのは5分ぐらいとのことでしたが、かなり長いこと見せてもらった気分でした。小さい子は前に来てくださいねということで、息子は一番前に移動。でもガラスに近づくと母ライオンが興奮してしまうので、ガラスから数メートル離れた位置にロープが張ってあり、それより前には行けないようになってました。母ライオンは3歳。飼育されている場合の寿命はだいたい18歳だそうですので、若いお母さんですよね。4匹生まれることは珍しく、通常は2匹だそうです。母ライオンがとても protective なため(人間と同じですね)、父ライオンを含む他の大人のライオンとは別になってます。赤ちゃんとは言っても3ヶ月で体重はもう40パウンド(約18キロ)以上で、爪も歯も揃っているとのこと。「おもちゃは与えられているし、お互いともじゃれあうけれども、母ライオンが一番のおもちゃになっている」と、職員の方が言われてました。あ~、最近、私を相手に相撲のぶつかり稽古よろしく体当たりしてくるうちの息子みたいです。

数分後、「はい、おしまいです~」と言われ、ライオンとの対面が終了。帰りがけにまたゴリラのところに寄ってみました。

ゴリラがガラスに近づいてくると、息子が初めて「こわい」と言いました。へぇ~。今まで平気で見てたのにね。新しい感情が生まれてきてるようです。

そう言えば、先日行われたアカデミー賞授賞式。最優秀作品賞や監督賞、主演女優賞が発表される後半にテレビをつけたら、5部門にノミネートされていたオーストリアの作品 『Amour』 のトレーラーが流れました。寝たきりになった妻の口に夫が無理やり水を入れ、妻がその水を口から出し、夫が妻を平手打ちするというシーンだったのですが、それを見た息子が、「こわい・・・」と涙目に。そりゃ怖いよね!まだ現実と虚構の区別がつかないのに、そんなものを見せてしまうなんて、私もうっかりしてました。反省。

その後、子供たちが "hippo!" と騒いでいる声が聞こえたのでカバのところに行ってみたら、なんと!これまで何度行ってもいつもいつも水に潜ってばかりだったカバが、寒空の下、ぐーぐー寝てるではないですか。で、息子が、「シマムラさん!」と言うので見てみると、向こうの芝生をシマウマが通ってました。

この後はメリーゴーランドに乗り、カフェでランチを食べて帰宅。息子は車に乗ったとたん、すぐに昼寝に入ってしまいました。

先日メンバーシップを更新したので、 今年も頻繁に動物園に行くことになるでしょう。