人生3度目のハロウィン

先日の10月31日、いよいよハロウィンがやって来ました!

息子には前日から「明日はハロウィン」「お友達と Trick or Treat しようね」と言ってたので、今朝は出かける前から「ハロウィン!」 "Halloween!" と、日本語発音と英語発音で繰り返してました。

そうすると私もテンションが上がるなあ。こんなにハロウィンを楽しみにしたことって、20数年にわたるアメリカ生活でなかったかも。

「クラスに行かない。イベントに行く」
 と言う息子。
「イベントはまだやってへんで。クラスが終わったら、みんなで行こね」
と言ったら、すんなり納得。

この日は正午までのクラスだったので、仕事に戻るまでの約2時間、カークランドの小さなモール、Parkplace が正午から午後5時までやっているという Trick or Treat に4家族で行って来ました。

まずは待ち合わせ場所にしたスーパーマーケット、QFC で "Trick or Treat!" シーホークスのユニフォームを着たお兄さん、コスチュームのつもり?


もちろん、スタバでも・・・


ちなみに、スタバの「海の女神」がくれたお菓子は、普通のお菓子でした。なんかもっといいものくれるかなと期待してたんですが。


映画館でも・・・
ここではきれいな女性がヴァンパイアの格好とメイクをして出迎えてくれました。


ヨガスタジオでも・・・


魚屋でも・・・
大きなキングサーモンに、息子は興味津々。


男性美容室でも・・・
平日のこんな時間に来れるのは、学校に入る前の子供達です。それだからかもしれませんが、お店の人たちがとってもフレンドリーでした。


子供達も一丁前に歩いてお店めぐり。コスチュームを着て歩くのが当然という感じ。一列縦隊で進んでいきます。


ベーグル屋でも・・・


ベーカリーでは、手作りのクッキーをくれました。でも表面は色のついた砂糖がびっしり。ま、今日は特別だ!そのベーカリーではこんなケーキも。おいしそうだけど、おそらくおいしくないアメリカンなケーキ。


約1時間半の戦利品。わ~、見事にジャンクばっかりですな!


大きなモールでたくさんの子供がいるというのもいいですが、小さなモールで子供があまりいないのは、ある意味、楽ですね~。でも息子は疲れたらしく、「もう帰る。バイバイ」と、お友達に手を振ったので、私は内心、「やったー、予定通り、仕事に戻れる~」(笑)。車に戻ると、息子はこれまた当然というように、コスチュームを脱ぎました。う~ん、2歳児の頭の中では、このハロウィンはどういうものになってるんだろう。ぜひ来年にでも教えてもらいたい。

そして午後5時前。昼寝から起きると、「キャンディは?」
やっぱり覚えてるんだ!(当たり前か)
戦利品の中から「一つだけ」と選ばせたら、チョコレート風味のキャンディを選びました。その他には特に興味なし。私からは、以前に Made in Washington で買っておいたのを忘れていた、 スペース・ニードルの形のチョコレートをあげました。「ロケットー!」と、息子は大喜び(彼はスペース・ニードルのことをロケットと呼ぶ)。「今日は半分だけ、残りの半分は明日」という説明にすんなり納得して、じっくりじっくり味わって食べてくれました。

夜になると、ご近所での Trick or Treat です。昨年は友人の住む北の町まで行って Trick or Treat をしたので、ご近所でやるのは初めて。夕ご飯を食べてからと決めて、つくねと野菜の鍋を食べていたら、「ピンポーン!」とドアベルが鳴りました。「誰? XX ちゃんのお友達?」と息子。玄関に走っていって、ドアを開けたら、カワイイ女の子たちが "Trick or treat!" 息子はドアの横に置いていたバスケットに私が入れておいたお菓子をつかんで、手渡しました。不思議なことに、息子はこのバスケットに入っているものを食べたいとか思わないみたいですね。女の子たちが去ると、バスケットをドアの横に戻して、ご飯を食べに戻って行きました。

それから何度か夕ご飯が中断されましたが、ようやく食べ終わって、「XX ちゃんも行くー!」と言い出し、タイガーのコスチュームをまた着ました。入れ物を持って、いざ、出発!"Daddy, I'm a tiger. I'm going with mommy now." とダディに言い、家の前のドライブウェイに出たところで、わーっと子供達が走ってきて、うちの家の玄関へ。そうなると、息子は気になって仕方ない。その子たちの後についていって、後ろから様子を見て、その子たちが帰った後、玄関に立っているダディに "Daddy! Trick or treat!" と、まずは自分の家で Trick or Treat してました。

さて、ご近所まわりです。飾り付けに凝っている家もあり、この家などは家の前が殺人現場になっていて、庭のところには立ち入り禁止のイエローテープが。


この骸骨、不気味な声で笑います。


これ、ちょっとドキッとしました。


本当に、1年の成長ってすごいですね。既にハロウィンのルーティンを理解しています。こんなふうに、見知らぬ人の家のドアのところに一人で行って、コンコンコンとノックして、1歩下がって待ち、誰も出てこないとまたコンコンコンとノックして、1歩下がって待つ。家の人がドアを開けたら、"Trick or treat!" と言い、相手が、"Wow! What a cute tiger!" とか言ってお菓子をくれると、"Thank you!" と言って手を振る。1歳11ヶ月と、2歳11ヶ月の違いは大きいですね。


かぼちゃもかわいいです。


ここではモーションセンサーのお化けのおもちゃがあって、そばを通ると目が赤く点灯して、「ぐわぁぁあああ」とか不気味な声を出します。これ、小さい子にはちょっと怖いですね。


これはお化けの乗った汽車がぐるぐるまわるおもちゃ。これまた「ぐわぁぁあああ」とか不気味な声を出します。


お隣さんの車。


中にはお化け屋敷のように、大仕掛けのデコレーションをしてるところもあって、ちょっとビックリしました。死体の人形がぶらさがっていて絶叫が聞こえるとか、小さい子にはトラウマになりそう。うちのぐらいだとまだ「怖い」ぐらいですが。

そうして、家に帰ってきました。まだまだハロウィンは続いていて、今度は息子もコスチュームを着たまま、お菓子をあげました。


それが午後9時ぐらいまで続いたでしょうかね。息子も存分に楽しんだようです。親としては、息子があまりキャンディに固執していないことがわかったので、ちょっと安心しました。

来年はもうこのタイガーのコスチュームは着られませんから、次はコスチュームを考えるところからスタートです。さあ、どんなことになるかなー。