Amazon Echo が我が家にも来ました

昨年発売されたアマゾンの家庭向けデジタルアシスタントとかクラウド接続型の音声認識ワイヤレススピーカーとか言われる 『Amazon Echo』。

iPhone の Siri みたいに会話してあれこれやってもらう・教えてもらうという代物ですが、約1ヶ月前、夫がいきなり買いました。

「招待されたプライム・メンバーは半額の99ドルで買えたから」というのがその理由。



これ、高さは9.25インチ(約23.5cm)。シンプルな円筒形で、色は黒。白だったらいいのにと思いましたが、黒というのは夫にはとてもいい感じらしい。上部には7個のマイクが埋め込まれていて、"Alexa" と呼びかけると、ボリュームリングがキラリと点灯し、こちらが次に言うことを待っている状態になります。

私はまだつい Alexa の存在を忘れてしまうぐらいで、聞くとしてもたいしたことを聞いてません。

でも、例えば、"What's the weather in Seattle?" と聞くと、"Weather in Seattle is sunny. Temperature is..." とか答えてくれます。"Give me a flash news" と言うと、"Here's news briefing from NPR" と、NPR のニュースを流してくれます。

つまり、このプロモーション・ビデオみたいな感じなんですよね。


私はまだやってませんが、アプリで設定・操作もできるんですねー(ようやくアプリをダウンロードした)。

近所の甥っ子(7歳)は早速、"Are you sleepy?" と聞いてましたが、"No. I'm wide awake."(いいえ、完全に起きています)との答え。"Are you hungry?" と聞くと、"I don't get hungry or thirsty, but thank you for asking."(いいえ、私はおなかがすいたり喉が渇いたりしませんが、尋ねてくれてありがとうございます)。

その後、甥っ子が "Play 'Shake It Off'" と、お気に入りのテイラー・スウィフトの曲をお願いすると、私たちのプレイリストに入ってないので(音楽はプレイリストから来るのですね)、サンプルを流してもらっていました。音量が大きすぎるので、"Alexa, volume 2!" と言うと、わりと小さな音に。"Alexa, Stop." と言うと、停止してくれます。


すると "Would you like to purchase the song?"(この楽曲を購入しますか?)とか聞くんですよ。簡単に買えて便利ってことなのでしょうが、なんだ Alexa、早速、営業か。息子が "Yes!" と横で答え、私が、"NO!"。お金を払うのは誰ですか、お金を払う人にちゃんとOKしてもらう必要がありますと教えなくてはならなくなりました。4歳児はすごく勘がいいので、お買い物も上手そうですが(どんどん買うという意味で・・・)。

最初は「ママが言ってよ~」と、恥ずかしがっていた息子も、今では Alexa がなぜか呼びかけても聞いてない時には "ALEXA!!" と怒鳴ってたりします。でも息子が "Play Star Wars" と言うとなぜか通じなくて、"Hm, I don't understand what you just said."(う~ん、今言われたことが何かわかりません)と言われるので、「ママが言ってよ~」とまた頼まれることも。

そして今日初めて体験したこと。Alexa の話す天気情報は Accuweather.com から提供されているそうで、なぜかアクセスできなかったらしく、"Hm, Accuweather seems to be under the weather. Try again later."(Accuweather になにやら問題があるようです。後でまた聞いてみてください)と答えてきました。Weather のことなので、"under the weather" とわざわざ言うのでしょうか。アメリカらしいユーモア。

さて、この Alexa、昨日から一般にも売りに出されたので、誰でも買えるようになりました。値段は$179.99。

99ドルなら買ってもいいですが、179ドルとなると・・・???


しかし、なんで Alexa なんだろう。好きな名前をつけられたらいいのになあ。