"record breaking" の夏日、そしてモンテッソーリのプリスクール最後の母の日パーティー。

かなりご無沙汰してしまいました。

何度も見てくださった方々、すみません!
しかし、更新してないのにアクセス数が上がっているってどういうこと(苦笑)。

久々に、がんばります。

最近のシアトルはずっといいお天気。夏のような、80F 超えの日が続いています。おかげで庭のスパニッシュ・ラベンダーも満開。ミツバチは多忙を極めているようです。



今日も最高気温が82F/28℃。

暑い!

今日はそれでもまだ記録更新にはならなかったようですが、今年は "record breaking" というのが3-5月でもすでに出てますね。これは「記録破りの」「記録を更新する」といった意味。記録(record)は破る(break)ものなのですねー。

といっても蒸し暑さがないので、汗もかきませんし、冷房も要りません。でも、車の中ではAC(Air Conditioner は略して AC)をつけないと、後ろから息子が「暑いよう~」。

さて、今月8日は母の日でしたね。英語では、Mother's Day。挨拶は、Happy Mother's Day。

親になると、これまで自分の親に祝ってあげていたものが、子供から祝ってもらう立場になり、本当にうれしいです。

息子は日本語教室でも土曜学校でもそれぞれ素敵なカードを作ってきてくれました。もともとカードを作るのも手紙を書くのも好きで、特に夜になると「アイデアが出てくるんだよ~」と、カードや恐竜などを紙で作り始めるんですが。

そして、息子が3歳になる前に通い始めたモンテッソーリのプリスクールでは、母の日パーティーが催されました。

息子はこの日をすごく楽しみにしていて、「ママのために、何か作ってるんだよ。でも内緒だよ」「ママも母の日に来てくれるよね。忘れないよね」と何度も言ってきていました。これがプリスクールでの最後の母の日パーティーになることもあり、私が忘れるはずもないのですが。

当日、教室に到着すると、子供たちが「おかあさん、来てくれてありがとう」と、紙で作った輪をつなげたものを首にかけてくれました。そしてハグした後、「いっしょにおしごとしよう」と、教室の中に引っ張っていきます。

子供たちの普段のクラスを一緒に体験しているような感じで、子供たちはみんないろいろなおしごと(モンテッソーリでは、いろいろな教材を使って行うすべての作業・学びのことを "おしごと" と言います)を選び、大好きなお母さんに見せています。

息子が選んだお仕事はこれ。「まず数を決めて、それをフェッチング(fetching)してくる」というモンテッソーリの算数教育の一環で、先生からはよく「最近、○○君は必ずそれをやりますね~」と伺っているほど好きなんですよね。なのでそれを見せたくてしかたなかったようです。

私が子供のころに興味を持てず嫌いだった算数・数学とはかなり違う、感覚的に数をとらえるやり方がとても面白い。

まず、数字が書かれた板を使って、自分で「8875」という数字に決めました。「はっせん、はっぴゃく、ななじゅうご、だよ」。その板をトレイに乗せて棚のところに行きます。


棚には下の写真のようなブロック(千)、板(百)、玉ビーズをつなげたもの(十)、そしてばらばらの玉ビーズ(一)が整然と置かれており、それを使って「8875」を作ってきます。

「大きなブロックは千だから8個、百の板は8枚、10個のビーズは7本、それでばらばらのビーズが5個だよ」

と、得意げな息子。


感覚的に、大きい数字はそれをあらわすものが大きいというのがわかるようですね。

何より楽しそう。それからもいろんな4桁の数字を作り、ブロックやビーズを組み合わせていました。

いいなー。

それが終わると、一緒にいろいろな歌を歌って、手遊びをし、肩たたきをしてくれました。そして、子供たちが焼いたクッキーと、フルーツパフェをいただきました。息子はさっさと自分の分だけ持って行き、「ママは自分で好きなのを取ってきていいよ」。なるほどね・・・私だったらお母さんの分も取ってあげるけどー。

そして最後はプレゼント。こんなメッセージつきの植木鉢でした。

"Mommy, you are my Sun if I was the Earth. I love you forever. Happy Mother's Day 2016"

と書いてあります。

「お母さん、僕が地球だったら、お母さんは僕の太陽です。ずっと大好き。母の日おめでとう」

という感じですね。

上に挙げた両手で地球を持っている息子の写真。自然や宇宙の存在感を感じるように、いろんなことを教えてくれているモンテッソーリらしい。5歳になると、こんな感じなんだなあ。私が5歳のときより、はるかにすごいことやって考えています。


細かいことを言えば "Mommy, you are the Sun if I were the Earth," なのではないかと思いましたが・・・

植木鉢にはひまわりの種が芽を出していました。

「ひまわりはねー、ぐんぐん伸びて高くなるでしょ。だから僕みたいでしょ」。

このひまわりが大きくなって花を咲かせるのは、息子はもうプリスクールを卒園し、夏休みを楽しんでいるころ。きっとその花を見て、私は感傷にひたってしまうんだろうなー。