"Always stand by you" とうとうこの日が来てしまいました。

プリスクールに入った頃から何度も遊びに来た公園。
ふと見ると、息子はなにやら物思いにふけってました。


今日はプリスクール最後の日。

いよいよこの日が来てしまいました。

今朝のドロップオフが、最後のドロップオフ。

午後のお迎えが、最後のお迎え。

この3年間、私と夫が連携プレーでずっとやってきたことが終わりました。

3歳になる前に入園し、最初の数日は環境の変化からか自分でタイミングよくトイレに行けなくなり、1週間だけプリスクールのクラス(トイレトレーニングが完了していて、その年に3歳になる子から6歳まで)から、トイレトレーニングが済んでいないトドラーのクラスに移されたことがありました。「どうして赤ちゃんのクラスに行かないといけないの?」と聞いてきた息子に事情を説明すると、「わかった」と言って登園したものの、3日目ぐらいに「僕はもう赤ちゃんじゃない」と宣言し、またトイレに行けるようになりました。

朝には「今日は行きたくない」と言ったこともありました。心の中のことを言ってくれるようになってすばらしいと思える余裕を持ちたいものです。どんな日でも何か楽しみを見出すようにしたり、今日はこれができたら最高だとその日の自分の精一杯の目標を見つけられるようにあれこれ提案してみたり、とけこめるようにクラスのみんなとシェアリング(クラスに何か好きなものを見せて、簡単な発表をする)できるものを探したり、クラスで先生に読んでもらう本を持っていったりなどしてみました。

時には仕事や習い事に追われ、教室に送り届けたらすぐに行かなくてはならないこともあれば、お迎えに行ったらすぐに息子とどこかに行かなくてはならないこともありました。

私の仕事のためにすぐに帰って、みんなと公園で遊ばないのはクラスになじめない原因になるかもしれないと思い、最初の1年半は特に、できるだけ公園に行くようにもしてみました。育児が始まるまでの出会いは仕事を通じてという場合がほとんどだったので、息子のおかげでお知り合いの幅が広がり、とても新鮮。おかげで、3年たった今、卒園しても会って遊びたいお友達ができました。

そんなプリスクールの日々が、いったん終わりを迎えました。

今週月曜日にはお別れ会があり、子供たちの歌、そして保護者から先生方へのサプライズ・ギフト贈呈があり、涙、涙でした。

先生方が子供たち一人ひとりに作ってくださった何ページものアルバムにはビックリ。入園当時の2歳の頃の写真から、今の写真までがちりばめられ、息子らしい語録や彼の長所がたくさん書かれていました。よくこんなこと先生は覚えてくださってるなあ!と思わせられるようなことまで書いてあり、「そうそう、そう言えばそうだった」「あ~、2歳の頃!懐かしい!」「大きくなったなあ」と私が言えば、息子が「あれ~、僕がまだ小さい時の写真だ」「そんなこと言ってたのかあ」「それはね・・・(と、写真の説明)」と言って、親子で何度も見て楽しんでいます。

私が涙するのを見ると、「ママ、悲しいの?」と聞くので、「こんなにしっかり大きくなって、うれしいんだよ。こんなにすてきな先生に会えて本当によかったなって思ってるんだよ」と言うと、「よかった。僕はね、ママが嬉しいのが嬉しいんだよ」。

私が5歳の頃よりも、はるかに優しい子供だなあと思い、幼すぎた自分を猛省中です。

「最後の日は何か特別なことをしますか」と先生に伺った時、「いえ、いつもどおりの日を過ごしたいと思います」とのことでした。

朝にドロップオフして、また夕方にお迎えに行く、先生とちょっと立ち話をする、息子が「今日はねえ・・・」と話をしてくれる。

そんな「いつもどおりの日」が、いかに貴重で、いかに幸せなことか。

これから幼稚園でもそういうルーティンになるのでしょうが、プリスクールでのそれはもう今日で本当におしまい。

先生がくださったアルバムの表紙には、"Always stand by you" とありました。

「いつも君の力になるよ」

親も先生も、子供たちに対していつもそんな気持ちですよね。