"Summer Camp" アメリカの夏休みはサマーキャンプ

息子の夏休みも4週目。そこで、日本の育児サイト 『Mamapicks』 に、夏休みについて書いてみました


子供がいなかった時はわかっていませんでしたが、夏休み中はあちこちでサマーキャンプというものが開催されています。

だいたい1週間区切りのプログラムになっているんですが、いろんなトピックがあって、実に多彩なんですね。

昨年はまだプリスクールだったので、プリスクールのサマースクールに通いましたが、今年はプリスクールを卒園し、9月からキンダーガーテンに入園することになっているので、こうしたサマーキャンプを活用しています。

お値段は1週間で200ドルから400ドルぐらい。

安くない・・・

でも息子が興味があるものばかり、6つラインアップしてみました。

6月22日にプリスクールを卒園し、翌週1週間は、ワシントン大学のキャンパスにあるバーク自然史博物館の恐竜キャンプ

キャンプには10人ぐらいの子供がいて、メインの先生が2人、アシスタントが3人ぐらい。恐竜が大好きな息子はとにかく楽しかったらしく、キャンパス内にある古い木、恐竜のジオラマ(Dino-rama)、化石、ステゴザウルスの頭のようなかぶりもの(卵を入れて販売している紙のケースを使ったもの)、トリケラトプスのお面(Triceratops なので、英語発音ではトライセラトップス)など、いろ~んな工作もありました。最終日には、「草食恐竜の化石と一緒に発見された丸っこい石」をもらってきました。 草食恐竜が草を食べて、一緒に石も飲み込み、それが胃の中でごろごろしてくれて草を消化するのに役立った・・・ということだそうです。本物なのか聞くのを忘れましたが、本物なんでしょうね。

将来は恐竜の化石を研究する人(古生物研究者/パレオントロジスト/paleontologist)になりたいとも思っている息子が、「どうしたらパレオントロジストになれるか聞いて~」と言うので、パレオントロジストに聞いてみたら「チキンを食べる時に骨をよく見てみるとか?骨の名前はどの動物も一緒だから、まずはそこから」とのことでした。期待していたのとはちょっと違う回答だったんですが、これから調べることにします。

そして次は動物園キャンプ。これはシアトルのウッドランド・パーク動物園で開催され、アクティビティを通していろんな動物について知るというもの。鳥、レッド・パンダ、蛇、鹿などがテーマで、工作で作ってくるものもその日の動物にちなんだものでした。1グループは10人ぐらい、先生は2人だったそうです。最後の日はかぶりものを作ってきて、すぐ近くの公園でもそれをかぶって遊んでいました。

その次はレゴ、そして水のキャンプ。それから約2週間休んで、次はアート、最後は農場でのファーム・キャンプです。

どのキャンプも事前に書類の提出・お支払いが必要で、送り迎えを誰がするかも登録しておきます。もちろん、アレルギーなどもあればお知らせしておきます。動物園の場合、「どの子と同じグループになりたいか」を申し込みの時に書くことができました。我が家は同じプリスクールだったお友達と一緒だったので、お友達の名前を書いておき、無事に一緒のグループになりました。送り迎えでは身分証明書を見せて子供をお迎えする時もあれば、iPad でのサインイン/サインアウトをするところもあります。


息子が正直に自分の気持ちについて言葉で説明してくれるよう、これまで私も自分の気持ちを話すようにしてきましたが、キャンプが終わったらいろんなことを話してくれます。まー、おしゃべりが止まらない!同じプリスクールだったお友達と一緒なのも楽しいんでしょうね。一緒に通うことができて、本当によかった!


しかし、他のいろんなことと同様、幼児教育についても、親によって考え方は実にさまざま。

プリスクールはもちろん、サマーキャンプでさえも、「通わせなくていい」「最低限でいい」「やらなくていい」という意見は、常についてまわるようです。


さらには

「親がいなくても、子供は勝手に育つ」「子供は放っといても育つ」

という意見で、子供との時間は少なくていいという意見も。

ちょっと文字通りに受け止めすぎではないかと思いますが、確かにそういう面もあるのは事実です。

そもそも、親が上から目線ですべて教え込むわけではないですし。

子供は本当にいろんなところから刺激や発想を得て、すばらしい成長を見せてくれるものなんだなと、つくづく思わせられることもあるので。

でもそれとこれとは違う・・・。

この話は書き出すと長くなるのでまた今度。