モンテッソーリ教育と藤井四段

藤井君が使ってたというので売れ切れ続出という「スタディ将棋」、使ってみてます!
「藤井特需」だそうですね。

先日、モンテッソーリの日本人の先生から、

「将棋の藤井君がモンテッソーリ教育を受けていたらしく、またモンテッソーリが話題になっている」

と聞きました。


ググッてみると、確かに、藤井総太四段(14)がモンテッソーリ教育を受けていたという記事がいろいろ出てますねー。


で、「モンテッソーリって?」みたいな記事が出てきてます。日本語で読んだことなかったのですが、日本モンテッソーリ教育総合研究所の公式サイトとか参考になりそう。


「モンテッソーリって、好きなことを勝手に日がな一日させてるだけでしょ?」

と言ってくる残念な人も少なくないのですが、ちゃんとカリキュラムがあって、子供を静かに導きながら、ものすごく細かいポイントを見てくれています。


有名人でモンテッソーリ教育を受けた人として知られている人は少なくなく、以前から「だれそれもモンテッソーリだったらしく、とても興味がある」というふうに言われることもたびたびありました。

モンテッソーリの教育機関に行ったのか、モンテッソーリを取り入れているところに行ったのかはわかりませんが、American Montessori Institute に載っている中でよく「あの人も」と言われるのは、

・グーグル共同創業者のラリー・ペイジとセルゲイ・ブリン
・Facebookのマーク・ザッカーバーグ
・アマゾンのジェフ・ベゾズ

ですね。

ビル・ゲイツはハーバード中退というのはよく言われますが、モンテッソーリというのはどうなんでしょう?あまり聞いたことないですね。


でも、やっぱり日本の日本人には、藤井君という同じ日本生まれ育ちの日本人がモンテッソーリ教育を受けていた、ということの方がインパクトがあるみたい?


私が息子のプリスクールにモンテッソーリを選んだのは、モンテッソーリについてちょっと読んだ時に、個性重視で、五感を総動員して学んでいくというような教育方法に感銘を受けたのと、お会いした先生に直感的に良いものを感じたからでした。


どんな教育法でもモンテッソーリでも、それだからといって何でもいいわけでなく、先生の人格や人間性はもちろん、先生と学校のチーム力、子供や親にあうかあわないかというのも、とても大切な前提なんですね。


息子の場合、2歳半から6歳半までモンテッソーリのプリスクールとキンダーガーテンに通いましたが、プリスクールでは素晴らしい日本人の先生、キンダーガーテンでは素晴らしいアメリカ人の先生が担任でした。

モンテッソーリのおとなの心得12か条
  1. 子どもに必要とされているときだけ、子どもと関わりましょう。
  2. 子どものいるところでもいないところでも、子どもの悪口を言ってはいけません。
  3. 子どものよいところを見つけ、そこを強くしていきましょう。
  4. 物の正しい扱い方を教え、それがいつもどこに置いてあるかを示しましょう。
  5. 子どもが環境と交流を深めるまでは積極的に関わり、交流が始まったら消極的になりましょう。
  6. 子どもの要求に対して、たとえそれができなくても、聞く耳はいつももつようにしましょう。
  7. 子どもの誤りをいつも指摘して直させる必要はありませんが、子どもが子ども自身やほかの子を傷つけたり、 危険があるときには、すぐにやめさせましょう。
  8. 子どもは何もしていないように見えても、何かを観察しているのかもしれません。そういう時には、あえて何かをやらせなくてもいいのです。
  9. やりたいことが見つけられずに困っているときには、一緒に探したり、新しいものを見せてあげたりしましょう。
  10. 新しいもののやり方を(以前拒まれたことがあったとしても)、くり返しくり返し、忍耐強く見せるように心がけましょう。その時は、ことばではなく動作を見せることに専念しましょう。
  11. 子どもを信じ、できるようになるのを待ってあげましょう。
  12. 子どもに接するときは、親の従属物としてではなく、一つの人格をもった人間として接しましょう。

先生もよく、「私ができることは子供が必要とするときにサポートすること。やはりご家庭があってこその成長です」というようなことをおっしゃってました。


我が家は小学校から従兄と一緒の公立に行くことにしたので、今となってはあの穏やかなモンテッソーリの世界が懐かしいですが、小学校でも楽しい日々が待ってますようにと願っています。