"I want to ride it with daddy when I grow up." 父親の挑戦を目の当たりにすること

再来年の2019年、フランスで4年に一度のサイクリング・イベント、「パリ・ブレスト・パリ」(Paris Brest Paris)が開催されます。

2015年のPBP開催前

街のあちこちで見かけたPBPのポスター

沿道で参加者のために食事を用意してくれていた、田舎町の子供たち(夫撮影)

「フランスで自転車のイベントに参加する」というと、アメリカでは必ず「ツール・ド・フランス?」と聞かれます。

かつては私もそうでした(笑)。

自転車業界で仕事をしていたこともありますが、そのときも「パリ・ブレスト・パリ」については知らなかったかもしれません。

ツールは、プロのロードレーサーのイベントで、つまり野球で言えばメジャーリーグ。

一方、「パリ・ブレスト・パリ」(Paris Brest Paris)はアマチュアのイベントです。と言っても元プロのロードレーサーが参加したりすることもありますが。

でも、他者と競走するレースではなく、山あり谷ありのコースをサポートなしで、1200キロを90時間以内で完走する、ものすごくストイックでマニアックなものなんですよね。シアトルからもたくさんのサイクリング仲間が参加します。

やってる本人たちはとっても楽しいらしく、私の夫もその一人。

気づいたら、2019年の家族カレンダーにフランス行きが「TBD」(To be determined:後日決定)という注意書き付きで、サクッと入ってました。


2回目の参加となった2015年は、当時4歳半だった息子を連れて、ゴールで出迎え。雨が降り出していたので、「ここなら大丈夫かな」とゴール横のテントに移動した直後、夫がゴールするのが見えました。


心身の健康のためにも、そこまで好きなことがあるなら、ガマンしないで、どんどんやってもらいたい。

どこまでも応援しに行きますよ。

そういうお父さんの姿を見てる子供にもなんらかの影響はありますね。

息子は何度か

"I want to ride it with daddy when I grow up."
(大きくなったら、ダディと一緒に(PBPを)走りたい)

と言ってます。


このストイックでマニアックなサイクリング・イベントについて、こんな記事も書いてみました。

アメリカで長距離サイクリング「ブルベ」に挑戦!
http://www.junglecity.com/enjoy/cycling-randonne-brevet-in-seattle-usa/


目指すはブルベの最高峰「パリ・ブレスト・パリ」
http://www.junglecity.com/enjoy/enjoy-activity/cycling-randonne-grand-brevet/